いちばん大事なものが測れていない
顔や雰囲気の印象は数値にしていません。ここで「関係がある」と出たものを全部足しても 説明できるのは一部で、残りの大半は、写真の印象・接客・相性といった データに写らないものです。「スペックが効かない」は「見た目が関係ない」という意味ではありません。公開されている数字が見た目の代わりにならない、ということです。
「何があると予約が埋まるのか」を、毎日取っている予約表のデータから調べました。 対象は5つの街の34,347人。 最初に結論を言うと、プロフィールに載っている数字 (カップ・身長・スリーサイズ) は、予約の埋まりとほとんど関係がありません。関係があるのは、続けている長さと、写真やプロフィールの作り込み、そして何よりどの店にいるかでした。
5エリア・直近28日の予約枠
カップ・身長・3サイズ・年齢
相関 +0.22
埋まり率のばらつきのうち
ひとつの特徴と「予約の埋まりやすさ」がどれくらい連動しているかを、順位相関という 物差しで測ったものです。+1 に近いほど「その特徴が強い人ほど埋まる」、−1 に近いほど 「弱い人ほど埋まる」、0 なら無関係。街を切り替えると順番が入れ替わります。
予約表に出ている枠のうち、どれだけ埋まっているか。出勤枠の多い人が不利にならないよう、枠数の近い人どうしで比べています。
細い横線は 95% 信頼区間、中央の薄い帯は「ここに入っていれば実質無関係」の範囲です。 「*」の付いた項目は、数字をそのまま原因として読めない理由があります (項目名にカーソルを当てると出ます)。
埋まり率は「埋まっている枠 ÷ 出ている枠」なので、たくさん出勤している人ほど 分母が大きくなって不利になります。 実際、1日5枠未満の人の埋まり率は54.2%、20枠以上の人は11.8%ですが、 埋まっている枠の本数で見ると2.2本に対して5.4本で逆転します。 そのままでは「たくさん出ている人は人気がない」という誤った結論になるので、 このページの相関はすべて出勤枠数が近い人どうし (10段階に分けたグループの中)で計算しています。この調整後は、1日5枠以上のどの層でも平均がぴったり真ん中に揃います。
相関係数は「まっすぐな関係」しか見ません。実際の形を見るために、 特徴ごとにグループを分けて埋まり率をそのまま並べました。
カップ別の埋まり率。上下の端がわずかに高く、真ん中がいちばん低いU字です。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。 いちばん高いA・Bカップでも、いちばん低いEカップの1.27倍にしかなりません。
身長別の埋まり率。どの帯もほぼ同じ高さです。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。
バストとウエストの差で分けた埋まり率。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。
プロフィールで申告している人だけの集計。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。 申告している人は全体の一部です。申告そのものがプロフィールを作り込んでいる証拠でもあります。
申告別の埋まり率。ここははっきり差が出ます。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。
申告別の埋まり率。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。
申告別の埋まり率。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。
スペックの数字がほとんど効かない一方で、申告項目には差が出ます。ただしこれらは申告した人だけの集計である点に注意してください。プロフィールを細かく埋めている人が有利になる効果と 切り分けられていません。
全体で平均すると打ち消し合って「無関係」に見える軸が 2 つあります。 街ごとに分けると、はっきり逆を向いていました。
若い層ほど埋まります。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。
同じ指標で、上の年代ほど埋まります。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。
料金の効き目は、同じ店の中で比べ直すと大きく縮みます。店とランクで決まる値です。同じ店の中で比べると効果はほぼ消えます。
スペックが効かない代わりに、はっきり差が出るのがここです。 写真の枚数は写真2枚以下と8枚以上で1.78倍違います。
プロフィールに載っている画像の数で分けた埋まり率。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。
Q&A 項目にいくつ答えているか。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。 未記入の人には「入店直後でまだ情報が無い」人も含まれます。
はじめて観測できた日からの経過。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。 続けられた人だけが残るので、長い人が埋まりやすいのか、埋まる人が続けられるのかは分けられません。
店からの紹介文が付いているか。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。 店が推している人に付きやすいので、本人の努力とは限りません。
日記の本数で分けると、素の埋まり率は30日間 0本が14.0%、21本以上が13.9%で、 たくさん書く人のほうが低く見えます。これはたくさん書く人ほど出勤枠も多く出しているためで、埋まり率の分母が膨らんでいるだけでした。出勤量が近い人どうしで比べ直すと0.41 → 0.56 ときれいに右肩上がりになります。
出勤量の違いを含んだまま比べたもの。
縦線はこの街の平均。数字は「出ていた枠のうち埋まった割合」です。
同じくらい枠を出している人の中での位置。
縦線は真ん中 (0.50)。数字は出勤枠数の近い人どうしで比べた時の位置で、0.50 より上なら同じくらい出勤している人より埋まっています。
ここまでの特徴をすべて足しても、埋まり率のばらつきの説明はごく一部にしか届きません。 一方で「同じ店の人はだいたい同じくらい埋まる」という単純な事実だけで、27%が説明できてしまいます。
棒は「埋まり率のばらつきのうち、その要因だけで説明がつく割合」です。3 つは互いに 重なっているので足し算はできません。100% にならない残りが、個人の特徴と、 データに写らないもの (見た目・相性・接客) です。
店の集客力を消して、同じ店の在籍者どうしで比べ直したときに残る差です。 料金の効き目はここでほぼ消えます。残るのは口コミの実績、日記の中身、続けている長さ。 逆に、プロフィールの記入量のようにほとんど残らないものは「店ぐるみでやっているかどうか」の差だったことになります。上の「効き目の順」で「同じ店の中での比較」に切り替えると全項目を見られます。
顔や雰囲気の印象は数値にしていません。ここで「関係がある」と出たものを全部足しても 説明できるのは一部で、残りの大半は、写真の印象・接客・相性といった データに写らないものです。「スペックが効かない」は「見た目が関係ない」という意味ではありません。公開されている数字が見た目の代わりにならない、ということです。
口コミの件数は、予約が入るから増えるものです。在籍の長さも、 続けられた人だけが残るという生存バイアスがかかります。 一覧で「*」の付いた項目には、それぞれの理由を書いてあります。
予約の取りにくさ (埋まり率)、指名の総量 (1日あたりの予約本数)、 同じ店の中での相対。どれで測るかで結論が変わる項目があるので、 切り替えて確かめられるようにしてあります。3 つとも直近28日の予約表から作っています。
相関は 300 人、グループ別の集計は 150 人を下回ると表示しません。 追加して間もないエリアは観測日数が浅く、数字が動きやすい状態です(観測日数の中央値は20日)。
写真の枚数やプロフィールの記入量は今の値しか分からないので、直近28日の予約実績と突き合わせた横並びの関連です。 「写真を増やしたら予約が増えた」という前後の比較はしていません。
信頼区間は、値が連続していて互いに独立という前提の近似式で出しています。 実際には同じ値の人が大量にいて、同じ店の人どうしは似た動きをするので、 区間は実際より狭く出ます。 また 400 本以上の相関を並べて眺めているため、いくつかは偶然そう見えているだけの 可能性があります。細かい順位の上下ではなく、大きな傾向として読んでください。